【親子】きょうだい喧嘩が止まらない!親はどう対処する?
きょうだいが産まれ賑やかになった家族。
一緒に遊んでいる姿はとても微笑ましいものです。
しかし仲良く過ごしているかと思えば、大声で怒鳴り合いの喧嘩!ということも。
年齢差が近い場合には同じ玩具で遊びたがることも多く、毎日毎日大げんかをしているきょうだいに困り果てているママも多いですよね。
子ども達が喧嘩している時、親としてどうすれば良いのでしょうか?
はじめは「様子見」でもOK
子ども同士が喧嘩していると、つい「そんなこと言わないの!」「やめなさい!」と声をかけたくもなりますが、はじめは様子見でもOK。
子どもは子ども同士の世界があり、相手と交渉し伝える力を学んだり、怒りを抑えようとしたりと、その世界から社会性を身につけてゆくことが出来るのもきょうだいがいる良いところです。
すぐに大人が介入するのではなく、子ども同士がどんな会話をしているのか、お互いが何を伝えようとしているのかを様子見しながらそっと耳を傾けておくと良いでしょう。
しばらくすると子ども同士だけで解決出来てまた一緒に遊び出すということも。
どちらかが泣いたり、手を出したら「話を聞く」
喧嘩の最中にどちらかが泣き出した時には子ども同士の考えを伝え合うことも難しくなってきているので、一度何故喧嘩しているのかを本人たちから聞いてみても良いでしょう。
自分たちが何故怒り悲しい気持ちなのか、子どもが自分で言葉に出して伝える練習にもなります。
手を出してしまったときは、まず人を叩き痛い思いをさせてはいけないことをしっかりと伝えましょう。
その上で、何故叩いてしまったのかを一緒に考えることが大切です。
手を出してしまった時の理由は多くの場合が2パターンに分かれます。
ひとつは小さなお子さんがうまく自分の気持ちを言葉に出来ず感情表現が出来なかったケース、もう一つは上のお子さんが相手に何度も言葉で伝えているのに理解してもらえなかったからというケースです。
各々に話しを聞きその気持ちに共感しつつ、それでも手を出すことはいけないことだと根気よく伝えていきましょう。
子どもの気持ちを代弁しつつ、解決策を一緒に考える
子ども達の話しを聞いたら、今一度大人が「○○くんはこれがしたかったんだよね」「■■ちゃんはこう思ったんだよね」と子どもの気持ちを代弁してあげながら整理していきましょう。
子どもたちは改めて自分の気持ちを伝え、尊重されることで一度クールダウン出来るはずです。
そして「それならこうしたら良いんじゃない?」と解決策を提案するか、少し大きなお子さん同士なら「どうしたら良かったと思う?」と一緒に考えてみても良いでしょう。
子ども同士の喧嘩は、同じ空間で過ごしていればどうしても起こってしまうこと。
しかしそれぞれのお子さんに自我があるからこそ起こるものなので、喧嘩をすること自体が悪いわけではありません。
その喧嘩から社会性・協調性・伝える力を学んでゆくきっかけに出来るよう、見守っていってあげてくださいね。