赤ちゃんと過ごす初めての新年!知っておきたい日本のお正月
新年を迎えると、街中がお正月飾りで彩られます。
大人には見慣れたお正月モードの景色ですが、「あれはなに?」「どうしてあるの?」と聞かれたとき、その由来をきちんと子どもに説明出来ますか?
今回は、日本のお正月の伝統と、子どもが迎える”初正月”についてお伝えします
初正月って?何をする?
“初正月”とは、赤ちゃんが産まれて初めて迎える0歳のお正月のこと。
かつては新年を迎えるお正月に、数え年として“1歳”を祝う風習があり、盛大にお祝いをしていたそうです。
江戸時代から伝わる風習としては、男の子には悪気を払う「破魔弓(はまゆみ)」を、女の子には「羽子板」を、母方の祖父母から贈り、1月15日頃まで飾ることとされてきました。
近年では初正月を盛大に祝わないというご家庭も増えてきていますが、突然飾りが送られてきて驚いたということがないよう、また日本の伝統を知るという意味でも知っておきたい行事の一つです。
お正月の風習、聞かれたらなんて答える?
新年を迎えると街中に飾られるお正月飾り。
「これなに?」と子どもに聞かれたときのために、その由来を知っておきましょう。
・ 門松
門松はお正月にやってくる福の神様が迷わずに来られるよう、目印として玄関に置かれるもの。
そのため旧年内に立てるのが習わしで、年末になると街中で見かけることが増えるのです。
・ しめ縄
玄関先に飾られることが多いしめ縄は、神様の領域と人間の生きる世界を隔て、家の中に不浄な物が入らないようにするといわれています。
・ 鏡餅
神様へのお供え物とされる鏡餅。
鏡餅には年神様が宿るといわれ、その魂分け与えるのが「お年玉」、魂を体内に入れるのが鏡餅を使った「お雑煮」となるため、どちらも幸せの習慣とされています。
・ 初日の出
お正月の神様は日の出とともにくるとされています。
その神のいる”初日の出”を見ることで、その年は健康で願いが叶うという言い伝えがあります。
年始だからこそ、いつもより少し早起きして日の出を見に行くというのは、子どもにとっても楽しいイベントとなるはず。
・ 御節料理
御節は、本来神様にお供えする料理という意味。重箱に入った御節は、福を重ねるという意味もあるそうです。
親になったからこそ、見直したい行事
これまでなんとなく過ごしてきたお正月。子どもを育てる親となると、伝統や風習とされてきた日本の”行事”の多さに気づかされます。
子どもに聞かれたときに答えられるのはもちろん、自分の過ごす国の伝統を学ぶ一つの機会として新年を迎えられると良いですね。