いよいよ発売!知っておきたい乳児用液体ミルクの基本
2019年3月11日、各社から全国発売がスタートしたことで話題になっている”乳児用液体ミルク”。
粉ミルクのようにお湯で溶かす必要がなく常温保存が可能とあって、震災時はもちろん普段のお出かけにも取り入れたい!という声が多く上がっている注目の商品です。
そんな乳児用液体ミルク、賞味期限はどれくらい?味はおいしいの?という基本的な疑問についてご紹介します。
液体ミルクは何故これまで無かったの?
液体ミルクは既に海外では広く使われていましたが、日本国内での規格基準がなかったために販売が出来ない状況となっていました。
しかし2011年の東日本大震災・2016年の熊本地震の際に、フィンランドより液体ミルクが支援物資として届いたことを機に、改めてその必要性が強く訴えられたため、ようやく今回の規格設定へとたどりつきました。
粉ミルクと液体ミルクの差
熱湯で溶かした後に冷ます必要があった粉ミルクと違い、液体ミルクは既に調乳されたミルクが減菌処理されておりその栄養組織は調乳後の粉ミルクと変わらないとされています。
使い方としては、紙パック入りのミルクを付属の移し替え専用ストローで哺乳瓶に注ぐだけ!という手軽さ。
特に災害時などお湯が作れない・清潔な水が手に入らない場合等に困っていた部分が解消され、これ一つを防災バッグに入れておくだけで安心!というのが液体ミルクの一番のメリットであり差となるでしょう。
これまでは外出時にも粉ミルクの元と暖かいお湯を鞄に入れて持ち歩かなければならず、大変な思いをしていたという方にとっても大変助かる商品だと言えます。
賞味期限やデメリットは?
各社により期限は異なりますが、常温で約6ヶ月ほどというのが平均的なようです。
ただし、パックに125ml入り(小さな子ども向け紙パックジュースと同等量)のものを一度空けたら、衛生面のためすぐに飲み切り残したものは使わないようにする必要があります。
赤ちゃんによってミルクを飲む量は異なるため、飲み残しが無駄になってしまう懸念店もありますね。
また、粉ミルクよりも液体ミルクの方が価格が高いというのも一つのデメリットとして挙げられます。
1本125mlが200円程する液体ミルクに比べ、粉ミルクは同等量でも50円前後と、その差は約4倍にも!
毎日飲むミルクとして使用するのであれば、この差はとても大きくなりそうです。